富久・余丁町再開発住民連絡会 富久・余丁町再開発住民連絡会

瓦版

(瓦版 その18)2025年11月28日 衆議院・国会答弁 (緊急レポート)

投稿日:

●準備組合の約束は守られない!
遂にこの問題が国会でも取り上げられました!

11月28日開催の衆議院・国会答弁で、立憲民主党の阿部祐美子議員が、準備組合の問題を取り上げ、準備組合が地権者へ十分な情報を与えず、また自らが行った約束にも一切責任を負わぬ形で「同意」が集められ、同意した事実のみが「本組合(再開発組合)へ引き継がれる」実態を指摘し、法規制の必要性を訴えました。

これに対し、金子恭之国土交通大臣は、法が適用されるのは「本組合(再開発組合)」が設立されて以降であり、それ以前に設立される準備組合なる組織は任意団体にすぎないため法規制の対象外だと答弁しました。

国が準備組合の言動を規制できないことをはっきりと認めた形です。「規制できない」とは、即ち「準備組合は何をやっても責任を伴わない」と言うことです!このような不合理が社会で許されて良いのでしょうか?

●もはや準備組合を信じる理由は何もない!
「準備組合は単なる任意団体にすぎず規制対象となり得ない」となれば、もはや地権者が準備組合の言動を信じる理由は無くなります。

上述の阿部議員は、具体例として、準備組合が「この広さだったら、そのまま新しいマンションに引っ越せますし、売るんだったら、1億円くらいになります」などとバラ色の話を持ち掛け、それを信じて地権者が「同意」を行っても、「本組合(再開発組合)」が設立されたとたんに準備組合の約束は反故にされ、新しいマンションに入りたいんだったら、プラス2千万円払ってくださいと言われたり、あるいは、1億円だとされた評価額が、新たに設立された「本組合」では、5,000万、3,000万円へと大幅に減額されていくケースがあることを指摘しました。地権者がその時点で気づいても、既に同意してしまった以上、「時すでに遅し」。不当だと抗議したところで、相手が任意団体にすぎない準備組合であるため、たとえ裁判に訴えたとしても勝訴は困難であり、地権者は「泣き寝入り」せざるを得なくなる、と発言しました。

結局のところ、「準備組合」は、再開発業者が地権者から「同意」を集めるための集票マシンにすぎないと言うことになります。

準備組合がいくら「あなたの不動産の評価は、1億円」、「従前と等しい面積の床と交換できる」、「陽当たりの良い部屋を提供」などとバラ色の約束をしたところで、それは「絵に描いた餅」にすぎないと認識する必要があります。

今国会で準備組合の問題点が指摘され、国土交通大臣自ら、「準備組合は単なる任意団体組織にすぎず、今後も法規制の対象とはなり得ない」と認めた以上、少なくとも、「デベロッパーが実質支配する準備組合」とは関わりを持つべきではない!とはっきり言えるのではないでしょうか?

準備組合による地権者への約束は本組合(再開発組合)へは引き継がれない。 しかしその一方で「同意」を行った事実だけは引き継がれる!

阿部議員が指摘したこの矛盾は、地権者にとって、あまりにも不平等であり、地権者には「百害あって一利なし」だと断言しても過言ではありません。

「準備組合」が任意団体であることを逆手にとり、再開発業者が地権者の犠牲のもとで準備組合を「同意」の集票マシンとして都合よく利用する実態が明らかとなり、いよいよ国会の場でも「準備組合の在り方」が問われるようになってきました。阿部議員が力説していた諸点のうち…

●準備組合の約束は守られない!
この一点だけをとっても、準備組合へ同意書を出す理由は、無くなります。

「こんな筈でなかった!」と後日後悔しないためにも、このことは重要です。

[動画で視聴してみましょう!]

衆議院における上述の阿部議員の質問及び金子大臣の答弁の内容は、インターネットで動画で視聴することができます。

まず、「衆議院 インターネット審議中継」で検索し、そのホームの画面が出たら、「カレンダー検索」で、「11月」のカレンダー中の「28日」をクリックしてください。

結果表示の中の「国土交通委員会」をクリックし、さらに、「阿部祐美子(立憲民主党・無所属)」をクリックすると、質問及び答弁の内容(27分間)を視聴できます。

当会のホームページ開設のお知らせ

当会では、この度、ホームページを開設しました。

ドメインは、以下のとおりです。

https://ty-renrakukai.com

今までの瓦版の内容は、ホームページで閲覧できます。

 

-瓦版

関連記事

(瓦版 その3)地権者の再開発前の不動産価値は、再開発の後に、どう変わる?

瓦版その2では、再開発の事業が失敗した場合、その損失を補填するのは、この地域内の地権者全員であり、事業協力者である東急不動産株式会社ではないことや、このような事業リスクを負いながら「等価交換」では割が合わないことをお伝え…

(瓦版 その22) 再開発アンケートの結果、「転出したい」が、 「再開発後も住み続けたい」を上回りました。

~2025年12月に当会が行なったアンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました~ 2025年12月に当会が行なった再開発に関するアンケートについて、結果報告第2弾をお届けします。 前回、再開発区域内の91戸(…

(瓦版 その13)再開発によって「戸建て」から「マンション」に権利変換したときに、 地権者は、得するのでしょうか、それとも、損するのでしょうか?

この地域の再開発準備組合が発行した「まちづくり通信No.28」(2024年7月発行)に、4番目の「質問」及び「回答」として、以下の記載があります。 [質問] 再開発事業により、戸建からマンションに権利変換すると、不動産の…

(瓦版 その6)この地域の再開発において、東急不動産が取得する「保留床」の「坪当たり単価」の算定が、我々地権者の利益に大きく影響するのを、ご存じですか?

この地域で進行中の再開発事業は、今までの瓦版でご説明したとおり、地権者が主体でかつ地権者が事業リスクを負うものです。地権者としては、事業リスクを負うものですので、それなりの利益が得られなければ、割に合いません。 以下、再…

(瓦版その24) 再開発において、遠くに引っ越し、また戻ってくるのは、 大変と思いませんか?・・・本当に大変なんです

皆さん、準備組合の資料に書かれている「再開発事業のデメリット」の内容を覚えていますか? 準備組合が言うデメリットとは、「①合意形成に時間を要する」と、「②区分所有建物の区画を取得」、の2つだけです。このうち、①については…